季節とダイエット

今年の夏も猛暑でしたね。
暑い時は、冷たいものがより美味しく感じ、
アイスやビールなど冷えたものを、
ついつい摂り過ぎてしまった方も多いのではないでしょうか?

冷たいものは口当たりが良い反面、
内臓を内側から冷やし、
負担を大きくかけてしまいます。
さらに、冷たい食べ物や飲みものの多くは、
糖分や脂肪分などがたくさん含まれているので、
肥満の原因にもなります。

人間のカラダは、ほかの哺乳類と同じく、
春と夏に新陳代謝が活発になり、
基礎代謝が高まるので、
本来、春夏は痩せやすい季節です。

夏はしっかりと運動し、
筋肉をつけるのに適しています。
筋肉はエネルギー消費の多い器官ですので、
筋肉を増やせば、燃焼型のカラダヘと変わります。
また、運動して汗をかくと、体内の熱が発散され、
心地よく過ごすことができます。

ただし、夏に暑さでカラダが疲れてくると、
体温調節機能が落ち、熱中症になりやすくなります。
体重が減るのは構いませんが、
脱水症状には十分注意する必要があります。

秋になると、
食べものの少ない冬に向けて栄養を貯め込むため、
カラダは食欲を増し脂肪を付けようとします。
秋は多少太るぐらいの方が冬の免疫力を保てます。
9〜11月でプラス3Kgぐらいの増加は、
適正範囲と考えても良いでしょう。

しかし、「夏太りしてしまった」という場合は、
自然の流れと反し、
カラダにムリをさせている可能性がありますので、
多少体重を調整した方が良いでしょう。

血糖値を安定させることで、
食べ過ぎや体重増加を防ぐことができます。
キノコやサツマイモといった、
血糖値を安定させる食物繊維が豊富な旬のお野菜を、
お味噌汁や野菜スープなどうまく取り入れて、
朝食に召し上がってみてください。

冬は、寒い外気に対して体温を保つために、
基礎代謝が上がります。
秋と同じ食事でも、体重は減りやすくなりますが、
体重を落としてしまうと、
免疫力が落ち感染症にかかりやすくなるので、
美容のためのダイエットはおすすめできません。

冬の寒さを乗り切るエネルギーを養うために、
羊肉、鴨肉、鹿肉、馬肉など赤身の肉で
タンパク質をしっかりと摂るようにしましょう。

とはいえ、
大寒(1/20〜2/3頃)を過ぎると、冬も最後の時期。
寒さを乗り切るにはタンパク質が必要ですが、
高タンパク食が長く続くと、
肝臓や腎臓に負担をかけてしまいます。
春に向けてカラダを整えるため、
野菜中心の生活へとシフトしましょう。

春には、山菜や苦味のある野菜を摂って、
冬の間に溜まってしまった余分なものを
植物の芽吹くパワーによって排出させましょう。

春には芽を
夏には花(葉)を
秋には実を
冬には根を
というのが、薬膳の食の基本。

旬を大切に 季節季節にあったものを食べて
体重の増減も健康的に整えるようにしましょう。

漢方サロンりんどうでは
整体と漢方でカラダを整えるお手伝いをいたします。

お気軽にお越し下さい。

2017年8月14日 カテゴリー:健康・美容

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