6月は冷たい飲み物は控え、ぬる湯入浴で心身をほぐしましょう

6月6日「芒種-ぼうしゅ-」
芒のある穀物の種を蒔く時期

・蟷螂生(カマキリしょうず)
・腐草為蛍(くされたるクサほたるとなる)
・梅子黄(ウメのみきばむ)

6月21日「夏至-げし-」
昼の時間が一番長くなる日

・乃東枯(なつかれくさかるる)
・菖蒲華(アヤメはなさく)
・半夏生(ハンゲしょうず)

6月は気温や湿度の変化により体が重だるい、頭痛といった不調が出やすいです。対策として入浴で、37℃~39℃のぬるい湯にゆっくり浸かると副交感神経が刺激されて体と精神の緊張がほぐれます。さらに深呼吸して、吐く息をゆっくり長く腹筋をギュッと引き絞ることで、筋トレにもなり体内の巡る力を助けられます。

雨の音、小川のせせらぎや炎の揺れ、人間の心拍の間隔、安静時の脳波などには「1/fゆらぎ」という特殊なゆらぎがあらわれます。このゆらぎは人に心地よさを与えます。気分が下がった時には、一息ついて自然の音に耳を傾けてみましょう。

〈食養生のポイント〉

きゅうりは利水作用を持ち、夏の体のほてりを内側から冷ます働きがあります。逆に、雨で身体が冷えていると感じるときには、温める作用のある食材で調整しましょう。温性の食材には玉ねぎ、大葉、パクチーなどがあります。

梅雨のジメジメ感を漢方では「湿邪-しつじゃ-」と呼び、これが体の重だるさ、軽い頭痛や皮膚病、膀胱炎、胃腸の消化の力が落ちる原因と考えられています。口内炎、疲れやすさ、気分の落ち込みもこの時期に起りやすい症状です。

東洋医学ではこれらの症状に立ち向かうために「脾-ひ-」の力を養います。
胃腸に負担をかけないように冷たいものや清涼飲料水は控え目に。体から余分な水分を排出する利水効果の高い食材を摂りましょう。

◆利水効果のある食物

きゅうり ハトムギ トウモロコシ スイカ 小豆

◆黄色の食べ物(脾を助ける)

かぼちゃ にんじん とうもろこし 山芋 さつまいも 大豆 小豆 

◆気の巡りを良くするもの

しそ 生姜 みょうが 青ネギ 山椒 ハーブ類

消化の良いものをよく噛んで食べましょう。よく噛むことは脾胃を養う秘訣です。

朝スッキリ起きられて、行動を起こすことがおっくうにならない日々を過ごせるように、旬の食材に助けてもらい、睡眠時間をしっかり取り、身体を動かしてストレスを発散しましょう。

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2023年6月1日 カテゴリー:健康・美容

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